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買い建て・売り建てについて

まず、信用取引で売買をする場合、「買い建て」または「売り建て」のどちらかで売買がスタートします。買い建ては信用取引で株を買うこと、売り建ては信用取引で株を空売りすることを指します。ここでは、売買のスタートである買い建てと売り建てのやり方について解説します。


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信用取引で株を買う、空売りする

信用取引では、株式を信用取引で買ったり、空売りをすることを「建てる」と呼びます。信用取引で株を買う場合「買い建て」、株を空売りする場合は「売り建て」と呼びます。
また、買い建て、売り建てしている状態を「玉を持つ、建て玉を持つ、ポジションを持つ」といったように表現します。詳しくは「建て玉・ポジション」で説明しています。

さて、それでは、信用取引におけう売買のやり方について解説します。まずは「買い建て」からです。「買い建て」とは信用取引で株を購入することを指します。

例えば、A社の株式を信用取引で買い建てる場合、注文の出し方は現物株と同じです。数量と価格(または成行)を決定し、購入指示を出します。ただしこの際、「制度信用取引」を利用するか「一般信用取引」を利用するかを決定する必要があります。その他の注文ルールについては現物株と同様です。

次に「売り建て」について解説します。こちらは信用取引で株を空売りすることを指します。売り建ては株を空売りするわけですから、「売り注文」であることに注意が必要です。つまり、現物株取引でいう場合の株を売却するときと注文方法は同じです。
数量と価格(または成行)を決定して、売却注文を出します。買い建て時と同じように「制度信用取引」と「一般信用取引」の選択が必要ですが、一般信用取引での空売りは受け付けていない証券会社が多いので、無選択の場合もあります。

現物株取引と大きく違う点

この信用取引での株の買い付け、空売りにおいて、現物株取引と大きく異なる点は以下の点です。

・売買ごとにポジション(建て玉)が管理される
通常現物株取引の場合、Aという株式を1000株@900円、2000株@1000円で購入した場合、A株:3000株@967円などのように、ひとくくりにまとめられますが、信用取引の場合はそれがまとめられずに個別に管理されます。これは建て玉に期限があることなどが理由です。売却(ポジションの解消)をする場合もそれぞれを個別に解消できます。

 

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