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踏み上げと信用取引

踏み上げは信用取引の中でも最もメジャーな相場現象の一つです。空売りをしている投資家が損失に耐え切れずに売り建て玉を買い戻す連鎖により買い戻しが買戻しを呼んで相場がより高くなるという現象です。

踏み上げとは何か?

信用取引において売り方(空売りをしている投資家)が買い戻すことを「踏む」と呼びます。空売りを決済するには「買戻し」という反対売買が基本になります。この際、株を買うのは市場から買うことになります。

踏み上げとは、こうした売り手による「踏み」による株価の値上がりを言います。また、株価上昇により売り手が増加する損失(含み損)に耐え切れなくなり、空売りの買戻しをおこなう事で、それがさらに買いにつながり、他の空売りをしている投資家にも買い戻しが飛び火して、買戻しによる買いが、さらなる買戻しを誘うという相場展開のことも指します。

踏み上げに発展する可能性が高い条件としては以下のようなものが挙げられます。

・信用倍率(貸借倍率)が1倍以下(空売りの方が信用買いよりも大きい)
・空売りの残高が発行済株式総数の1%以上を占めている
・浮動株が少ない
逆日歩が発生している(または発生しそう)
・時価総額が低い(値動きが軽い)

以上のような銘柄が踏み上げ相場に発展しやすい銘柄の特徴といえるでしょう。これになんらかの「材料」でもあれば一気に相場に火がつく可能性もあります。また、上記を必ず満たさなければならないというわけではありませんし、全て満たしていても株価が上がらずにズルズルと下がり続けるなんてことも十分にありえますので注意してください。
貸借倍率が1倍以下というのは、空売りのほうが、信用買いをしている数よりも多いということです。これはそうなるだけの理由があるケースが多いということを留意しておく必要があります。つまり、多くの投資家がこの会社の株価が下がると踏んでいるわけです。

なので、こうした踏み上げを狙って買うという戦略は必ずしも成功するというではなく、むしろ逆張り的な側面が強いです。

 

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