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現引き・現渡しとは

現引き・現渡しは信用取引独特の決済方法の一つです。信用取引で買い建て・売り建てしているポジションを現金または株券で決済することです。買い建ての場合は、その買い付け代金(建てた時の価格)を証券会社に支払う事で、現物株ポジションにすること。売り建ての場合は空売りした株と同じ株数の現物株を証券会社に渡す事で決済するというものです(売り建て時の現金分がMRFなどの投資資金として入金される)


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現引きとは

現引きとは、信用取引の決済方法の一つ。信用取引の買い建ては、証券会社から資金を借りて、株を購入した取引であるため、買い建てのために証券会社から借りている資金分を現金で提供する事で、信用買いしている株式を現物株として引き出すことができるという決済方法のこと。
一般的には、決済期限が迫っている銘柄で、かつ今後の上昇が見込める場合などで決済したくない場合に用いられることが多いです。
現物株に引き出すという意味で「現引き(げんびき)」と呼ばれます。

なお、返金するのは、現在の価格ではなく、買い建て時の価格です。例えば、1万株を@700円で信用買いして、現在@720円という場合は、700万円を証券会社に支払うことで、1万株が現物株に参入されます。(現引き時点で20万円分の含み益がある状態となります)

現渡しとは

現渡しとは、信用取引の決済方法の一つ。信用取引の売り建てをする場合、証券会社から株券を借りて、株を空売りしている状態です。そのため、借りた株券を返却すれば決済できるというものです。現渡しするには、空売りしている株券が必要になります。
多くの場合は、「つなぎ売り」という方法を使うために一時的に空売りしておいたものを決済するために用いられることが多いです。

 

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